成田山新省寺9月 正五九月です

今年はあっという間に秋になってしまった気がします。
気温差がありますので、皆さま御自愛ください。
今月の法話です。
皆さまの幸せのヒントにでもなれば幸いです。

塩 山 成 田 山
平 成 2 9 年 9 月 法 話
~彼岸のこと~
昔、お彼岸の最中に兄弟げんかをして親に怒られお不動様と仏壇に謝らされました。それには、こんな理由があったからです。
彼岸とは『到彼岸(パーラミター(般若心経とかに出てくる波羅蜜多))』のことです。とても簡単に言うと『到彼岸』=極楽浄土に行くための本来は功徳を積み修行する期間なのです。
そのため、彼岸中は六波羅蜜(ろくはらみつ)という事を行います。
1、 布施(人に施すこと) 2、持戒(戒律を守ること)
2、 忍辱(耐え忍ぶこと) 4、精進(努力すること)
5、 禅定(心を安定し穏やかに保ち反省すること)
6、 智慧(正しい判断力を持ち物事の真実をみること)
これが、彼岸中に行う六波羅蜜です。
だからケンカをして怒られました。皆さんもお気を付けください。
~お供え物の注意~
○瓶や缶・ペットボトルやお菓子・惣菜などの封はあける。
○家は肉類以外はお供えします。○箸をつけてください。
~役(えんの) 小角(おづの)・神変(しんべん)大菩薩(だいぼさつ)について~
私が霊感の出るきっかけになった方です。
名前を役小角(えんのおづの)といい飛鳥・奈良時代(643年~701年)に活躍され修験道の開祖とされています。死後1100忌1799年に高格天皇より諡として『神変大菩薩』をおくられました。
ご活躍は『続日本紀』や『日本霊異記』に載っています。
吉野の大峯・葛城山・熊野・六甲山・富士山など名だたる霊山へ登り修行しました。富士山に行かれたのは無実の罪で伊豆大島に流刑になったとき、船上から見た富士山に深く感銘を受け夜な夜な雲に乗って富士山に行った伝説があります。
吉野が桜の名所になったのもこの神変大菩薩さんによります。
神変大菩薩さんが大峯の山上ヶ岳山頂で『この世や衆生を救ってくださる神仏はどなたなのか出現してください。』と願うと
まず、釈迦如来が出現。次に千手観音が出現。次に弥勒菩薩が出現したが『この世や衆生の悪しき心まで救うには優しすぎる。』といって、せっかく出現してくださった仏様達を却下して更に修行を重ねると、釈迦如来・千手観音・弥勒菩薩の三仏が合体して蔵王権現が出現され、今にも雲を踏み台にして天に上って行こうとするので、神変大菩薩さんが近くにあった桜の木にお姿を彫ったので、その故事にちなみ人々が桜の苗を奉納し吉野は桜の名所になったそうです。
~ ~ ~ 今 後 の 予 定 ~ ~ ~              
10月1日午後2時~護摩法修  11月1日午後8時~護摩法修                        
1日午後8時~護摩法修     5日午後2時~護摩法修
19日午前11時30分~19日午前11時30分~           先祖・水子・ペット他供養  彼岸月先祖水子・ペット他供養
◎護摩後に『寺子屋』のような事を行っていきます。
○10月➡正月に向けて1 11月➡正月に向けて2
その他に下部の源泉館の湯守(温泉入浴指導員だったと思います。有資格者)による『安全な入浴』のお話しを伺う計画中です。
私の不思議な体験?私の日常茶飯事を載せています『塩山成田山』で検索→ホームページやアメブロもご覧下さい。そして、感想などよろしくお願い致します。
◎今月も良いお参りでした。これからしばらくは酷暑ですが、どうぞご自愛ください。
来月もお待ちしております!!!
☆ ☆ 参 拝 者 募 集 ☆ ☆
日時 10月4日(水) 塩山成田山午後1:30発
場所 三峯神社 ~十五夜祭参拝~
人数 15~20名(最終申し込み9月4日まで)

~ 境内にある神仏について ~
○開運地蔵
水子のお地蔵様の隣に祀られ立っている
お地蔵様です。
昔、地元の方から聞いた話しです。
『ある千野地区で原因不明の病人が絶えなくて人々が困っていると、畑の中からこのお地蔵様が出現された。人々が早速、掘り出し当山に祀ると病人が治まった。祀る時にその当時の当山住職が『このお地蔵様は宝珠の玉をお持ちである。
さらに苦しんでいる人々を救ったので、これより以後、開運地蔵として祀る』という事で開運地蔵様として祀られています。
他の方から聞くと『明治の大水害の時にこのお地蔵様が流されて堰になってくれたから、水の流れが変わって村ごと流されずにすんだ。』と。
どちらも人々を助け、人々の未来を開かせた
ありがたいお地蔵様です。
未来を開きたい方はご参拝ください。
開運地蔵 御真言
おん かかかび さんまえい そわか