成田山新省寺2月です。 1月の法話をどうぞ

あっという間に2月でした。
法話を昨年よりリニューアルしてお釈迦様の言葉などをお伝えするようにしています。

2022・1月の法話です。
皆様の何かのヒントになれば幸いです。

「清らかな謙虚な気持ちで話し行動しなさい。​
そうすれば幸福は​その人の後に必ずついてゆくでしょう。」​

 ​仏教の開祖・お釈迦様の言葉です。​
「謙虚」とは「自分を偉いものと思わず、素直に他に学ぶ気持ちがあることです。​
「謙虚」な気持ちは誰しも持っているようで、なかなか持ち合わせていないものです。​
自分を卑下する必要はありませんが、自分を「頼りないもの」と感じることは皆さんもあると思います。​
世の中は知らない事だらけです。知らないことがあるのは当たり前で、それを謙虚な気持ちで学ぶことが大切なのです。​
素直な謙虚な気持ちで人に接し、知らないことにを話す人の言葉に耳を傾け、未知の世界を広げることは、人生を豊かにし、幸せにしてくれます。​
幸福は人それぞれ違うもので、「金」・「名声」・「健康」・「成功」と言われる方も多いかと思います。皆様にとっての「幸福」とは何ですか。​
以前、職場の人間関係に悩んだ方から相談をお受けしました。長い間積んだキャリアがあるのに、全てを捨ててしまいたくなっている方でした。​
現在の気持ちだけで逃げてしまうのではなく、これからの生活の事を具体的にかんがえたり、5年後、10年後のビジョンを持つことが大切だということをお話しさせていただきました。​
その方は、素直に耳を傾け、考えていくうちに自分の現在の仕事が天職であるという事を再認識することができたそうです。​
そして、転職することをやめ、その仕事を続けることになりました。​
先日、再びお会いした時に「天職ということを気づかせていただき、いまは仕事のやりがいを感じて働いています。幸せを感じています」とお話ししてくださいました。​

進べき道が見つからないとき、迷ったときなどは特に、謙虚な気持ちで受け止め・行動をし、コロナ禍ですが、幸福を感じ、過ごしていただきたいと思います。​