成田山新省寺11月

1日・4日の護摩参拝お疲れ様でした。
先月、熊野三山や式年遷宮前の伊勢内宮・外宮に参拝できました。
他にイザナミ命の花窟神社・速玉大社の奥の院の神倉神社・世界遺産の補陀落山寺・猿田彦命の総大社の椿大神社など、強行軍でしたが無事参拝でき、講中安全も祈願できました。
皆さまにも、その功徳で一つでも幸多いと、とても嬉しいです。
では、今月の法話です。
塩 山 成 田 山
平 成 2 4 年 11 月 法 話
~ 熊 野 で の こ と ~
先月、伊勢神宮・熊野三山に参拝してきました。
両親が亡くなる前に参拝し、生前お世話になったお礼まいりの意味や
これからの成田山を盛りたてようとしている私へのお力添えをお願いしてきました。
地鎮祭や下部源泉館での旧元旦湯開き祭など特別な場面で唱える御経があります。
その一節に『那智の瀧で般若心経を唱えれば、千手観音が新たに懇念の前にあらわれる』と、あります。この経を唱える者として、那智の瀧の前で読経の行をしようと思い、
土砂降りのなか、那智の瀧の前で、特殊な御経と般若心経を精一杯の気持を込め唱えて
きました。その晩の宿で偶然『熊野那智山参拝曼荼羅図』の絵解きが行われました。
『熊野参拝曼荼羅図』とは、熊野信仰が全国に広まった大きなきっかけでした。
その昔熊野比丘尼と呼ばれた尼さんや修験者が『熊野三山参拝曼荼羅図』を持ち、
描かれている絵の一つ一つの意味を説明して、いかに熊野三山が霊験あらたかな尊い
場所なのか、ぜひ参拝するように。と布教したのです。
その絵解きが、宿で体験できました。さらに絵解きの方が翌日参拝予定だった世界遺産の補陀落山寺についても詳しく説明してくださり、その方が『運が良ければ、秘仏のご本尊の千手観音様を特別に拝見できるかもしれない。』と、教えて頂きました。
翌日、補陀落山寺に到着すると、昨夜の絵解きのオオクボ様がご配慮くださり、世界遺産のお寺の極めて国宝に近い秘仏の千手観音様をご開帳して頂き、本当に目の前でお会いしてきました。本当に感激しました。
千手観音様はとても優しいちょっとふくよかな御顔立ちでした。
家に着いてから気付きました。
『那智の瀧の前で、般若心経を唱えたら千手観音様があらわれてくれた!』と。
般若心経は、簡単にいうと悩みから救われ『皆に幸あれ』と願った御経です。
御経は心を込め唱えれば、必ず神仏に届きます。
御経が分からなければ、心を込め手を合わせるだけでも違います。
感謝をもって、手を合わせてみてください。
~ ~ ~ 今 後 の 予 定 ~ ~ ~
12月1日午後8時~護摩法修    1月1日午前0時30分~新春特別大護摩法修
   2日午後2時~護摩法修       1日午前11時30分~新春特別大護摩法修
  19日午前11時30分~       19日午前11時30分~
先祖・水子・ペット他供養     先祖・水子・ペット他供養
                    28日午前11時~初不動特別護摩法修