成田山新省寺お盆の話

故父の話だとお盆のもとは、お釈迦様の頃の話しになるそうです。
お釈迦様のお弟子の一人目蓮尊者のお母様の餓鬼道救出話しにはじまります。
『お盆の言葉は梵語のウラバン→逆さつりからきていて、こんないわれがある。
目蓮尊者が亡くなった母の死後の世界での暮らしぶりを見ると、餓鬼道で逆さまに吊るされ責め苦を受けていた。それを救うため目蓮尊者はお釈迦様に相談すると『近い時期に修行が明ける僧侶達がいるから、その僧侶に母を供養してもらい、僧侶達にたくさん振る舞いをしなさい。』目蓮尊者がお釈迦様の教えの通りに実行すると母は餓鬼道から開放された。だから、お盆の時期には檀家寺さんでは御施餓鬼得もここに由来している。』と、父から聞きました。

お盆でお供えをした時にお箸を忘れないでください。
故母は、霊感のある私や甥・姪にお箸やお供えの要求を直接、語りかけてきました。
でも、直接、要求が聞こえることは、それにすぐ対応もできるし、先祖になった親や身近な方々を近くに感じられるありがたいことです。
皆さんに故人が直接語りかけてくるのを感じるのは、少ないかもしれません。
大丈夫!
皆さんの周りには、生きている方々同様にご先祖様もいて守ってくださっています。
感謝の気持ちを忘れず、お盆を行いご先祖様を迎えてください。